クリスマスの翌日、強い風の中でバルダーズ・ゲート3
バルダーズ・ゲート3のプレイを始めるのはこれで5回目だ。初回プレイで2章まで到達して以降、序盤の船から脱出しては飽きるを繰り返している。画面下に大量に並ぶ見栄えのしないアイコンで眼精疲労を誘発されるし、1つ1つのアクションに自由度は与えつつも、進行はかなりリニアなんだよなと思うと気が進まなくなっていた。
RPGで重要だと思うのは、安心できる場所となる街と、挑むべき街の外を行き来するループだ。それが強調されたのがタルコフみたいなものだけど、そのループがラチェット機構のように進捗をロックしながら、前に進んでいるだという安心感を与えてくれる。バルダーズ・ゲート3ではその要素が薄く、常に物語が進み続けているという状況が落ち着かない。
今回は40時間ほどプレイを続けられていて、なんだか結構楽しんでいる。今これをプレイしているのは、Clair Obscur: Expedition 33 の窮屈さにげんなりしたからだ。ターン制バトルにパリィを持ち込んだ事については、僕には何の感慨も湧いてこない。小学生の頃にスーパーマリオRPGをプレイして、グラフィックにやられはしたけど、戦闘中にアクションを要求されるのは面倒だなと感じていたのを思い出した。ひまんパタ甲羅を蹴るSEは耳にこびりついているけれど。